2018.06.07
西瓜仲間、絶賛募集中
私が今一番力をいれて栽培している作物、それは西瓜です。
西瓜は、日々凄まじい勢いで成長するので、この時期は目が離せません。きちんと作られたら、ちゃんと買ってもらえる、吾が菜園を支えてくれる重要野菜です。(「樹木になるものが果物」という行政上の定義にあてはめると、実は西瓜は「野菜」に分類されるのです。)
私は、独立就農して初めてJAと関わるようになり、地域JAの西瓜部会にも所属しています。10年前には25軒ほどいたという加盟農家も年々減少して、今年は3軒になってしまいました。その事がとても寂しいのです。
私の菜園のある東近江市は、消費地が近い訳でもなく、私は大規模経営でもないので、何らかの形の地域の協同組合(仲間)って必要だと思います。折角所属したこの部会を、これからちょっとずつ元気にしていきたいのです。
アフリカ生まれの西瓜は、湿度の高い日本の夏がとても苦手で、去年も収穫の最期はバタバタと病気になってしまいました。部会の先輩方も、有機栽培で西瓜作りに取り組む私をとても心配してくれます。今年は、かなりの対策をたてて臨んでいるのですが、まだ自信なんて到底持てません。取りあえず、健やかに西瓜を育てる事がこの夏の目標です。一歩一歩ですね。
華やかなフルーツ類に押されがちな西瓜ですが、西瓜栽培を始めてから「一番好きな果物は西瓜なんです。」と、お客さんからよく声をかけられます。
西瓜好きに、もっともっと私の菜園で育てた西瓜を届けていきたいです!
(現在の西瓜)
松本真実(まつもとまみ)
滋賀県 東近江市
1981年生まれ。大学院卒業後、分析機器の会社で研究職につく。会社員時代から在来種の野菜に興味を持ち研究調査に同行。さまざまな農家と出会って就農を決意する。三重の有機農業法人に2年間勤務した後、2016年、滋賀県東近江市で、菜園「野菜と旅する」を開く。