2017.04.11
3年目のはじまりと新たな一歩
はじめまして。「牧野農園」の牧野萌と申します。夫と小学2年の娘の3人家族です。
北海道蘭越町という米どころの心地よい風土で農村文化を学びつつ、「YES!clean認証」(北海道で環境保全型農業により作られた農産物に対しての認証印)を取得した大玉トマト、一季成りイチゴ(春から夏に実をつけるイチゴ)、趣味的に自給+α程度の有機野菜を作っています。地域の皆さんと青年就農給付金などに支えられ、今年で就農3年目。
14歳年上の夫も精力的に農作業のフォローをしてくれていますが、もともと我が家は夫の作る洋食料理が生業。私の就農も夫の飲食業あってこそのものでした。
そして、お互いの世界観を合わせ、私たちが好きなポーランドのリラックスした雰囲気を身近に感じられるような、新たな生業作りに向かっております。新たな生業と私たちが目指す暮らしについては、また次回以降のブログでお伝えしていきますね。
牧野農園としてはYES!cleanトマトで安定収入を図りながら、有機野菜を夫の料理に提供したり、夫の店先での直売、仕入先との物々交換、農家民泊受け入れなど、できることから少しずつ…始めていこうと思っています。
一方で、経営に関しては、有機農業の世界にはまだ踏み込んだことがありません。この度SHARE THE LOVE for JAPANの挑戦者になれたことで、有機農業者の方々や消費者の皆様に出会い、新たな道を見出す一年間にしたいと思います。
たくさん吸収し、発信してゆきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!
(YES!cleanトマトハウスと農家民泊の皆さんと作った自給畑[2016年初夏])
牧野萌(まきのもえ)
北海道 蘭越町
1983年宮城県生まれ。宮沢賢治に憧れ岩手県立大学で環境政策を学ぶ。震災後、野菜を作る勉強をしようと料理人の夫と1歳半の娘と仙台から移住。蘭越町で研修を受けた後、就農、「牧野農園」を開く。トマトを選んだのは、夫が得意なイタリア料理に使えるという理由も大きい。