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2016.04.22

一匹の人間になりた~い

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みなさん初めまして。
まずは簡単に自己紹介。
・北川美帆 39歳 一児の母
・思い立ったらすぐ行動のAB型
・趣味 : 剣道、登山
・高知県中土佐町にて、お米と野菜を少量多品目で栽培
・目標 : 離乳食用のお米とお野菜のセット販売、
 さらに無農薬野菜100%の離乳食ペースト加工を展開したいです。

私が農業の道に入ることを意識し始めたのは、
客室乗務員として世界を飛び回っていた30代前半。
窓の外にはどこまでも広がる大地や流氷。
オーロラの中を突っ切ると、怖いほどに迫る山々。
「うわぁ、地球だぁ〜」
「私は一匹の人間なんだぁ〜」
見ているうちに自分が大きな自然の一部である感覚に包まれて、
ゾクゾクワクワク鳥肌がたち、心がどんどん満たされていきました。
でもひとたび地上に降り立つと、今までの景色は無かったかのように
モノや情報で溢れ、早さや便利さが優先される現実に引き戻される。
人って本来どういう生き方をする動物なんだろう、
わが子にとって、自分にとっての豊かさはどこにあるのだろうと
考えるようになりました。

いつしか、自然の中で感じるゾクゾクワクワクを仕事にしたい、
自然の中で子どもを育てたい、一匹の人間として生きたい!
そんな思いから自然の中でのモノづくり、農業の道を目指すことを決めました。

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簡単すぎかしら!?
そう、とっても簡単。それからは早かった。思いたったら即行動。
娘が小学校に入るタイミングに合わせ、高知県にお引越し。
山下一穂氏のもと農業研修をスタートしました。

客室乗務員に憧れ、目指すことを決めた中学生の頃。
あの時も即行動だったなぁ。
大嫌いだった英語を鼻を膨らませて猛勉強、高校でひとり涙のイギリス留学、
外国語大学に進み新卒入社受験。大泣きした13回の不合格。
意地と気合いの14回目、晴れてCAへ。
空の世界へのゾクゾクワクワクがあったからこそ頑張れた。

農業の道に入った今、自分を奮い立たせていたあの時の気持ちを思い返します。
農業の道でもきっとやりとげる!
ゾクゾクワクワクがある限り!

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2016年の挑戦者のみなさん

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北川美帆

北川美帆(きたかわみほ)
高知県 中土佐町

1976年 神奈川県生まれ。15年間、国際線のキャビンアテンダントとして勤務した後、「自然の中で感じる豊かさを自分の豊かさとして生きたい」という思いが生まれる。2年間の研修を経て、2015年、研修時代に知り合った夫とともに高知県で就農。農業のテーマは、子供たちと母親世代の食育。生命力に溢れるお米や野菜を食卓に届けること。また、畑や自然の中で行う様々な体験型イベントも展開していきたいと考えている。

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