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2021.12.03

切り干し大根と来年への学び

立冬を過ぎ、季節はいよいよ冬本番。

就農して2度目の冬を迎える当園では、切り干し大根作りが始まりました。干し野菜は、設備がなくても簡単にできる上に、保存性も上がり、初めてでも挑戦しやすい加工品だと思っています。

当園の切り干し大根は、一般的な千切りではなく輪切りにして乾燥させた「花切大根」といいます。昨季はこれが思いのほか好評で、品切れ後もたくさんの問い合わせをいただき、自身にとっても思い入れのある商品となっています。

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(昨季初めて作った「花切大根」)

昨年は、適期に播種ができず小さな大根ばかりで、就農直後で販売先もなかったことから、栽培した大根はほとんど切り干し大根にしました。

今期は、しっかり大根で販売し、切り干し大根作りは年明けから取り掛かろうと考えていましたが、思わぬ誤算で、加工を早めることに。

思わぬ誤算とは、ス入りだったことでした。
今年の大根は、良い感じに肥大し「これからどんどん出していくぞー!」と喜んでいたのも束の間、自宅用に調理していた大根に早くもスが入っていました。

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(ス入りした大根。中が空洞になってしまいます)

仲間の農家に聞くと、早生の品種はス入りが早いとの事で、早生と晩生の2品種を育てているそうです。
当園では、品種選定の際、栽培したかった在来種の「源助大根」はス入りがとても早いので避けて、固定種の「切太宮重大根」を選びました。ですがこの品種もいわゆる早生の品種だったので、ス入りが早かったようです。
今年は、特に雨が降らず乾燥が続いたので、余計に早かったのかもしれません。
自身の勉強不足を反省しつつ、これを学びに、来年は早生と晩生の2品種を栽培しようと思っています。

とはいえ、思い入れのある「花切大根」。
たくさん作って、去年よりたくさんの方にお届けできるように頑張りたいと思います!

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(大根の天日干し風景。天気が良ければ3日ほどで完成します)


organic farmつちのわ
instagram:@tsuchi_nowa
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川口晃平

川口晃平(かわぐちこうへい)
organic farm つちのわ
岡山県 和気町

1987年大阪府生まれ。気候変動への危機感から環境問題に関心を持ち、家庭菜園を始める。土から生まれ、土に還る命の営みや、土壌生態系の美しさに感動し、農業を生業として美しい自然環境を守りたいと考え、就農を決意。研修を経て、2020年9月「organic farm つちのわ」を開業。無農薬・無施肥・自家採種を基本とした自然栽培で、⻨・大豆・露地野菜の栽培を始める。

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