2021.11.14
仲間の農園見学 農業研修で得た大きな財産
先日、同じ研修先を卒業した先輩農家の農園見学の為、徳島県神山町へ行ってきました。
各地で就農している研修仲間数名と、現在研修中の仲間が集まり、とても賑やかで、有意義な時間となりました。
神山町の圃場は、標高300mほどの中山間地域で、土質は砂地で石がごろごろと出てくる土地と聞いていたので、自分の地域と似ているのかなと思いましたが、実際に見て土に触れると、似ているようでやっぱり感触は違うなと思いました。それでも自分の栽培に試してみたい事なども聞かせていただき、とても参考になりました。
圃場見学の後は会議室を手配していただいていたので、情報交換会も行いました。
今回の集まりは、特に現役研修生の要望で開催されたこともあり、就農に向けての疑問点や不安に思っていることなど、たくさんの質問がありました。
私もその質問に答える中で、この1年を振り返ってみたり、他の仲間の話を聞いたりしながら、とても刺激をもらえる、良い時間を過ごせました。
私は、和歌山県橋本市にある自然栽培農家「橋本自然農苑」の橋本進さんの下で2年間の研修を受けました。
研修では栽培技術の習得はもちろんですが、志を同じくする仲間との出会いも、かけがえのない財産だと思っています。
今回の集まりを経て、これからも仲間と切磋琢磨していく為にも、益々自分の農業と向き合い、自身を高めていきたいと思いました。
organic farmつちのわ
instagram:@tsuchi_nowa
facebook:@organic farm つちのわ
川口晃平(かわぐちこうへい)
organic farm つちのわ
岡山県 和気町
1987年大阪府生まれ。気候変動への危機感から環境問題に関心を持ち、家庭菜園を始める。土から生まれ、土に還る命の営みや、土壌生態系の美しさに感動し、農業を生業として美しい自然環境を守りたいと考え、就農を決意。研修を経て、2020年9月「organic farm つちのわ」を開業。無農薬・無施肥・自家採種を基本とした自然栽培で、⻨・大豆・露地野菜の栽培を始める。