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2021.04.15

新規就農1年目の眺め。旅路を振り返る。

はじめまして、organic farmつちのわの川口晃平と申します。
令和2年9月、家族4人で岡山県和気町へ移住し新規就農しました。
このブログでは就農1年目の私が感じていることや日々の作業風景を発信していきたいと思います。

大阪で生まれた私はいわゆる非農家出身、農業とは全く縁のない生活をしてきました。
そんな私が農業に興味を持ったのは環境問題に対する危機感からでした。
「美しい自然環境、豊かな生態系を守りたい。」そんな思いから自分の暮らしや生き方を考え直す中で、自然とともに生きる農業に関心を持つようになりました。

農業について何も知らなかった私は、まず妻と家庭菜園を始めました。
実際に土に触れ、種をまき、自然のリズムの中に身を置くと、とても心地よく、どんどん夢中になっていきました。土の事、作物の事、知りたくて楽しくて、こんなに勉強したのは初めての事でした。

やっぱり農業で生きていきたい!そう思い始めていた時に出会ったのが援農募集をされていたeminini organic farmの東樋口正邦さん。
初めて聞く農家さんのお話、研修時代の事、土の事、いろんな想いを聞かせてくださり、まだまだ漠然としていた農業への想いが、決心へと変わった時でした。

そこから大阪で働いていた会社を退職、和歌山県の自然栽培農家のもとで2年間の研修をスタート。
研修では栽培技術はもちろん、農家として生きていく厳しさや豊かさを肌で感じ、農家として生きていく覚悟ができたように思います。
家庭菜園から始まりここへたどり着くまでの5年、ひとつとして無駄な時間はなかったと思います。

これから屋号に込めた想い、土から広がる命とご縁を大切に、たくさんの命と笑顔が輝く農園を目指していきます。

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就農後初めて播いた種、切太宮重大根が開花。自分はどんな花を咲かせられるか。
楽しみな一年が始まる。

organic farmつちのわ
instagram:@tsuchi_nowa
facebook:@organic farm つちのわ

challenger

川口晃平

川口晃平(かわぐちこうへい)
organic farm つちのわ
岡山県 和気町

1987年大阪府生まれ。気候変動への危機感から環境問題に関心を持ち、家庭菜園を始める。土から生まれ、土に還る命の営みや、土壌生態系の美しさに感動し、農業を生業として美しい自然環境を守りたいと考え、就農を決意。研修を経て、2020年9月「organic farm つちのわ」を開業。無農薬・無施肥・自家採種を基本とした自然栽培で、⻨・大豆・露地野菜の栽培を始める。

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