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2021.07.30

大豆栽培

梅雨後半の長雨で作業が滞る中、草は容赦なく押し寄せてきます。
早く晴れてくれー!
そう願って、いざ梅雨が明けると、今度は夕立も降らない厳しい暑さが続きます。

先日はようやく畑の土が乾いてくれたので、大豆の2回目の中耕土寄せをおこないました。長雨で作業ができなかったので、描いていたタイミングからは遅くなり、草もそれなりに生えてしまいましたが、なんとかギリギリセーフという感じ。

当農園では、麦茶加工用の大麦に続き、力を入れている大豆。年間を通して販売できるよう、きな粉への加工や、冬には味噌作りのワークショップもしてみたいと思っています。

現在栽培中の夏野菜は、病気や獣害、天候などの影響で収量が安定せず、不安な日々を過ごしています。ですが、確実に販売できる麦茶があることが大きな安心を与えてくれています。6月のブログで紹介した「営農品目に穀物を入れると安定する。」というアドバイスが、一年目にして身に染みるように実感しています。

とはいえ、穀物栽培だって簡単ではありません。町内の仲間に聞くと、最近は大豆の開花期に雨が降らず、実が全然つかないというような話も聞きます。ほとんどの作物が年に一度しか経験できません。

いざという時は畝間灌水もできるように準備をしていますが、一年目の大豆栽培でどんな経験、気付きを得られるか、しっかり向き合いたいと思っています。

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(2回目の中耕土寄せを終えたところ。今のところ順調だがやっぱり雨が欲しい!)


organic farmつちのわ
instagram:@tsuchi_nowa
facebook:@organic farm つちのわ

challenger

川口晃平

川口晃平(かわぐちこうへい)
organic farm つちのわ
岡山県 和気町

1987年大阪府生まれ。気候変動への危機感から環境問題に関心を持ち、家庭菜園を始める。土から生まれ、土に還る命の営みや、土壌生態系の美しさに感動し、農業を生業として美しい自然環境を守りたいと考え、就農を決意。研修を経て、2020年9月「organic farm つちのわ」を開業。無農薬・無施肥・自家採種を基本とした自然栽培で、⻨・大豆・露地野菜の栽培を始める。

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