2018.08.07
昔の人は偉い!先人の知恵に感謝!
このブログを書いた時は、台風10号が沖縄に来た日で、
「またか」と、すっかり台風慣れした今日この頃です。
ハウス作業はできないので、こんな日は加工品作りのチャンス!
普段は時間が無くて冷凍庫に放り込んでいるマンゴーの皮を剥いたりして、
加工品を作る下準備をしています。
加工品を作るきっかけは、1年目のマンゴーがあまりにもイマイチで、
生果での販売に抵抗があったことでした。
収穫時、どうしても形や色が悪かったり、ちょっと傷があったりする物は出てくるので、
「何とかして美味しく食べたい。一個も無駄にしたくない!」
という気持ちで始めました。
チャツネ(香辛料を加えて煮込んだり漬けたりして作るソースまたはペースト状の調味料)
にしたり、コンポート(果実の形を残しシロップで煮たもの)にしたり、
果実酒やピクルスなど、色々ためした結果、
食べ物にうるさい妹が美味しかったと言った、「コンポート」を毎年作るようになりました。
加工品であるコンポートを作って販売するには保健所の許可が必要で、
許可をもらうには自宅の台所以外に専用の製造場所が必要になるので、
場所探しにも苦労しましたが、いつもの小さな縁を頼りに探して見つけ、
無事に保健所の許可をとりました。
(マンゴーのコンポート。ラベルはこれから作ります)
加工品を作るようになって、昔の人は偉いなぁと改めて思います。
まず塩と砂糖を作った人は凄い!それを使って保存方法を考えた人も偉い!
冷蔵庫や冷凍庫を作ってくれた方には感謝!
これらがなかったら本当に腐らせてしまう割合が大です。
そして今回、9月にSHARE THE LOVE for JAPANで参加するマルシェに向けて、
新しい試作品を作りました。
これも色々やってみた中で、「シンプルなものが1番よい」という結果になりました。
何かはお楽しみに!
収穫が終わったら来年に向けての準備がはじまります。
植物を育てるって本当に慌ただしい!
上林由香(かんばやしゆか)
沖縄県 名護市
1967年京都府生まれ。関西で保育関係の仕事を20年経験した後、沖縄県立農業大学校で果樹を学ぶ。2015年、名護市で樹齢20年のマンゴー30本が植えられたハウスを借り受け「ゆいゆいハウス」を開園。家族のいる関西と行き来しつつ、販路も広げたいと考えている。