2021.11.01
おでんの季節到来!
すっかり朝晩は冷え込み、作業中も寒さを感じるようになりました。
畑では、引き続きさつまいも掘りを中心に、玉ねぎ・にんにくの定植準備、スナップエンドウ・絹さやなどの種まきを行なっていきます。
今回は、農業の一環として、週末に農家仲間と営むおでん屋「湯気」の紹介をしたいと思います。
「湯気」の営業日は、毎週金・土曜日の2日間で、お店を始めてからあっという間に2年が経ち今年で3年目を迎えました。
メンバーは、パン屋で農家の大樹くん、これから新規就農を目指す海くんと僕の3人で、自分たちで育てた採れたての季節野菜を使っておでんやおつまみを作って、お客さんに提供しています。種まきからはじまり収穫を迎えたフレッシュな野菜たちを目の前で食べて喜んでいただけるのは、本当に嬉しい瞬間です!
「湯気」が始まってから畑では、「この野菜だったら海くんはどんな感じで料理してくれるかな〜」「おでんに合うかな〜」「どんなおつまみにしようかな〜」「花咲いたら店に飾ろうかな〜」「あのお客さん空芯菜好きだから作付けはマストだな〜」などなど、そんなことを考えながら作業しています。
料理してくれる人や呑んで楽しんでいる人たちをゴールにすると、自然と畑の作付け計画が進み、やりがいも強く持てます。
来年からは、「湯気」専用の野菜や草花が入り混じった多種多様で賑やかな畑作りもしていきたいと思います!
お店に立ってからは、地域の方々を中心にたくさんのお客さまと出会うことができ、西沢町に住む人たちの温かさも知ることができました。
僕たちが働く上で大事にしているテーマの一つが、「地域の人たちがつながり合える場所づくり」。
美味しい時間を提供していくことはもちろんですが、「湯気」という場所をきっかけに老若男女たくさんの人たちが深く豊かに交じり合えるよう、お客さんに学びながらお店と共に自分自身も成長していきたいです。
お店が落ち着いている時はゆっくりお客さんとお話しできるので、農の楽しさや面白さなども伝えていけたらと思います!
お客さんと野菜交換とかしておつまみにできたらいいなぁ〜
今回のBGMはこちら
「湯気」の名付け親は大樹くんで、この曲からもインスピレーションもらったみたいです。
「酸っぱい湯気がたちこめる向こう見えた笑顔が今も忘れられない♪」
浜田雅功と槇原敬之「チキンライス」
芽吹音農園
instagram:@mebukune_farm
石原潤樹(いしはらじゅんき)
芽吹音農園
栃木県 鹿沼市
1992年栃木県生まれ。有機農業界の先駆者である「霜里農場」(埼玉県小川町)の金子美登さんに感銘を受け、研修生として師事。2018年4月、「芽吹音農園」を開く。農薬・化学肥料・除草剤を使用せず、さつまいもを中心に自家採種・固定種の露地野菜を栽培。週末は仲間達とおでん屋を営み、採れたての野菜を提供する。野菜を育てる過程や生活において、仲間、地域、自然とより深く有機的につながることを願い、畑に立つ。