SHARE THE LOVE

2021.07.14

毎日の食卓

まだまだ雨続きの天気。「そろそろ晴れてくれ〜」と願う毎日です。今年の梅雨は、後半雨が多い気がします。そんな中、晴れ間を狙ってジャガイモを収穫しはじめました。この時期の晴れ間はとても貴重なのでどの作業を優先したらいいか迷ってしまいますが、腐らせるのだけは避けたいのでせっせとジャガイモを掘っていきます。今年はメークイン、男爵、アンデスレッドを中心に、自家種のキタアカリも育てました。無事に育ってくれていて一安心。腐らす前に収穫を終えたいと思います。

ジャガイモの収穫を迎えると、我が家では毎日のようにポテサラorポテトフライ祭り。
ポテトフライは品種と味を変えれば不思議と飽きずにほぼ食べれます笑。おやつの時間やおつまみにも合うのも最高です!今年はたくさん採れそうなので、いろんな味のポテトフライを試していきたいと思います!

ポテトフライをはじめ、こうして毎日の食卓に自分達の手で育てた野菜達が並び、この自然の恵みを家族と食べる時間は何にも代えがたい安心感と幸せを与えてくれます。畑から採れたての野菜を食べられるのは農家の醍醐味の一つでもあると思います。自分で作らない限り、いくらお金を出しても自分の野菜は買えないですしね!

農業をしていると、この自給の楽しさや豊かさをみんなに感じてもらえたらなぁと思う時があります。経済社会を生きていくために必要な仕事を持ちつつも、自分や家族が食べる食材は可能な範囲で自給すること。買うことも前提の上で、1つでも2つでも時間と体力の許す範囲で自分の力で食べ物を生み出す。自分が安心できる農家さんのお手伝いをして一緒に自給する。ここ2年プランターや庭先で小さな家庭菜園をはじめた友達は、「自分の野菜が1番美味い!」「スーパーに並ぶ野菜を見る目が肥えた!」と言っていました。
食の源にある農を身近に取り入れてもらうことも農家の役割の1つなのかな?と最近は思っているので、これからの自分の農業で実践していきたいです。

ishihara7-1

今年は味噌の自給にもチャレンジしてみたいです!

今回のBGMはこちら
ハナレグミ「家族の風景」

芽吹音農園
instagram:@mebukune_farm

challenger

石原潤樹

石原潤樹(いしはらじゅんき)
芽吹音農園
栃木県 鹿沼市

1992年栃木県生まれ。有機農業界の先駆者である「霜里農場」(埼玉県小川町)の金子美登さんに感銘を受け、研修生として師事。2018年4月、「芽吹音農園」を開く。農薬・化学肥料・除草剤を使用せず、さつまいもを中心に自家採種・固定種の露地野菜を栽培。週末は仲間達とおでん屋を営み、採れたての野菜を提供する。野菜を育てる過程や生活において、仲間、地域、自然とより深く有機的につながることを願い、畑に立つ。

過去の記事を読む

2021 挑戦者

BACK TO TOP