SHARE THE LOVE

2015.09.21

カレーナイト@風の色畑

私たちの畑は利根川からそう遠くはありません。今回の台風18号に伴う大雨で、市内の利根川の堤防脇にある友人の畑や田んぼが水に浸かってしまいました。彼らの努力を知っているだけに心が痛みます。大雨で被害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。私たちの畑の野菜たちも、雨、日照不足、低温が続き大苦戦を強いられていますが、出来ることを地道にやるだけです。

さてさて、話は変わり…
8月の終わり、風の色の畑に「いいにおい~」が漂いました!
「カレーナイト@風の色畑」と題して、こよなくインドを愛し、カレーを愛する友人が楽しいイベントを企画してくれました!初めて畑に来る人、風の色の野菜を届けている人など、美味しいカレーと畑の心地よさを求めて、多くの方が参加してくれました。

image1

まずはお決まりの畑見学!雑草が生えてきているのを説明しているのではありませんよ。小さな小さなにんじんの芽がここに出てますよ~と説明しています。
よ~く見ないと、まだまだ見えません。(今では、この雑草たちも援農の皆さんにお手伝いして頂き、なくなりました。にんじんはすくすくとその姿を大きくしています)

その後、友人による、インド料理には欠かせないスパイスのお話と調理実習が始まりました。クミンシード、マスタードシード、コリアンダー、ターメリック、レッドペッパーが基本の5種類のスパイスなのだとか。でもその奥深さにびっくり!熱した油に投入されたスパイスのいい香りに、参加者から思わず声が上がるほど!そして、あっという間に出来上がる本格派のじゃがいもインド料理の美味しさにもみなさんビックリ!もちろんじゃがいもは風の色の畑産!!その他、収穫した空心菜でにんにくの炒め物、青ナスのスパイス炒め、玉ねぎ特製ドレッシングで頂くサラダなどなど。気がつけば、生姜とスパイス以外の食材は、目の前の畑で取れたものばかり!
畑と食と人が繋がることは、本来とても自然なものなんですね。
あるものを食べる。とてもシンプルなこと。。。

image2

image3

日が暮れてくると、風の色の畑の隣にある竹林から切り取って作ったキャンドルスタンドに灯をともし、ゆっくりとした静かな時間を楽しみました。虫の声が心地よく響いていました。

image4

友人曰く、種はその小さな一粒の中に命のすべてを備え持っています。でも、土に出会わなければ芽を出すことはありません。種と土…そんな関係を、参加してくださった人たちと繋いでいけたらうれしいですと言う…その言葉がとても印象的でした。
畑はもちろん野菜を育てる場所でもあります。でも、人をホッと一息、やさしくしてくれるところでもあります。そんな畑が私は好きです。

【おまけ】
『うかたま』(農文協)という雑誌のvol.40秋号に、日ごろの私たちの様子が載りました。
ちらっと、さわりだけ…お見せしちゃいます!

image5

image6

その他の挑戦者

  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 千葉治
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

今村直美・細渕有里

様々な人とつながる畑に
今村直美・細渕有里(いまむらなおみ・ほそぶちゆうり)
千葉県 我孫子市

まわりのみんながつながり、支えあっていく畑作りを目指す。6年前に2人で就農。今村さんは1970年生まれ千葉県出身、細渕さんは1986年生まれ埼玉県出身。

写真家の眼 今村直美・細渕有里

archive

BACK TO TOP