2015.08.22
カボチャと軽トラ
10年前まで遠い存在だった軽トラ…
まさか、こんな風に私の生活に密着した車になるとは!
いつもは、重たいものやドロドロのもの、鶏ふんなどを運んでいる軽トラですが、
今日はきっと誇らしくかぼちゃを運んでくれることでしょう!
ホクホク系かぼちゃ、そうめんかぼちゃ、バターナッツ、坊ちゃんかぼちゃ、
すくなかぼちゃに冬瓜などなど。軽トラ山盛りに収穫できました。
今日は、ちょっと変わったかぼちゃ栽培を紹介しましょう。
今年かぼちゃを育てたのは、6畝(約180坪・600㎡、小学校にあるプール25mプール2つ分の大きさ)くらいの面積です。
この畑は、2年前にお借りしたところ。それまで雑草対策で耕すだけの畑でした。
どんな畑なのか分かりません。そこでライ麦を播くことにしました。
そして、この写真のように、かぼちゃを定植するところの麦だけを刈り取ります。
後は、周りの草を少し取り除いてやるだけ!
麦は、その根っこで土を軟らかくしてくれます。
麦は、かぼちゃが小さい頃はその風よけをし、
大きくなったら敷き藁代わりになってかぼちゃを守ってくれます。
麦に隠れて目立たなくなるので、鳥からも、強すぎる太陽の光からも守ってくれます。
麦があれば、虫たちが集まります。虫が受粉を助けます。
最後には、緑肥として土にかえり次の作物へ栄養を与えてくれます。
かぼちゃの成長を麦が見事に支えてくれます。
こんなに素晴らしい麦!虫たちとの共同作業!
作業をしている私たちをわくわくさせてくれますね。
こんな作り方、来年試してみませんか?
様々な人とつながる畑に
今村直美・細渕有里(いまむらなおみ・ほそぶちゆうり)
千葉県 我孫子市
まわりのみんながつながり、支えあっていく畑作りを目指す。6年前に2人で就農。今村さんは1970年生まれ千葉県出身、細渕さんは1986年生まれ埼玉県出身。