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2019.10.19

夏野菜の種取りの仕方、意外と簡単でメリットも豊富!

こんにちは。はせがわ農園の長谷川です。
今回は夏野菜の種取りのやり方を紹介します。

今年は色々と夏野菜を栽培しましたが、来年の夏はピーマンとズッキーニしかやる予定がないので、これらの野菜のみ種取りをしました。

まずズッキーニですが、一番最初の収穫の中で一番形の良いズッキーニを選び、それを約4ヶ月かけて大きくします。だいたい50cm前後が目安です。
それを収穫して、包丁で切るのですが、大きくて切りづらいので4等分に切ります。

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そして、わたの部分をスプーンで切り抜きザルに入れます。

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それが終わった後、ボールに水を入れ種を取ります。

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(発芽していた種も発見)

ズッキーニは水に浮く種が良いので、水に沈む種は取り除きます。
種を水洗いして、トレーに並べて、風通しの良い日陰で乾かして終わりです。
保存は、ジップロックなどに乾燥剤と一緒にいれれば大丈夫です。

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(ズッキーニから採取した種)

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(自家採種した種で、秋蒔きのズッキーニの栽培)

次にピーマンですが、赤く完熟したものを用意し、へたの部分を押して種を取り出します。

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へたの所についた種を水洗いして、トレーに並べて乾燥させたら完了です。
保存方法はズッキーニと同じです。

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(1個のピーマンからこれだけの種が取れます)

種取りの良いところは、けっこう沢山の種が取れるので、播種のときに直まきで3粒ずつなど、贅沢に植えられることだと思います。
あとは、秋に急遽栽培したくなった時にすぐに種が用意できる事だと思います。
勿論、種代も浮くのでとても経済的です。

果菜類の種取りはとても簡単なので、是非お試しを!

challenger

長谷川翔太

長谷川翔太(はせがわしょうた)
はせがわ農園
静岡県 富士宮市

1984年北海道生まれ。無農薬・無施肥リンゴで有名な木村秋則さんの自然栽培に感銘を受け、Hokkaido木村秋則自然栽培農学校で学ぶ。2017年6月、有機農業が盛んな富士宮市で「はせがわ農園」を開く。多品目の野菜に加え、成功例の少ないメロンの自然栽培に挑戦。農法確立はもちろん、味の追求にも力を尽くす。

写真家の眼 長谷川 翔太

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