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2019.09.27

毎年来る異常気象に対し、出来ることをやる重要性

こんにちは。はせがわ農園の長谷川です。

前回のブログで、無農薬や自然栽培の作物を作る農家の応援を通して、地球環境保護への貢献もお願いしたいと書きました。

今回は、そのことについて書こうと思います。

まず最初に見てもらいたい動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=gGOzHVUQCw0
これは、NASAが何年か前に発表した映像で、1880年から5年ごとに世界各地の平均気温を出し、2015年までの温度上昇を赤く示した映像です。
これを見ると恐らくほとんどの方が、地球による自浄作用のみで温暖化を解決する事は難しいのではないか、と思われると思います。
ここ数年は毎年のように、「観測史上最大」という前置きがつく気候が多くなってきています。

温暖化の原因は色々あるみたいで、何が効果的な対策になるのかが分かりにくいこともありますが、農業についてのみ言及すると、やはり化学物質は地球の環境にとって良くないと僕は思います。
と言うのも、化学物質は沢山使えば使うほど土壌に蓄積し、自然の生態系の循環を壊す原因を作っているからです。現代の農業は雑草を極端に嫌うため、使う量も多いです。

また化学物質は、水に溶けやすいため、水に溶けた後に気化して、大気を汚染する原因になるとも言われています。

今年も、夏の雨が異常に多く、作物の元気があまりなかった様に思います。
そうなると、来年以降の天気も当然心配になります。
また、一部の地域では異常に強い台風の影響が出ましたが、人事とは思えません。

化学物質に頼らないで農業を行うことは易しいことではありません。
オーガニックを行う農家の割合は、農家全体の0.5%と言われています。
地球環境の保護と言うにはあまりに割合の低い活動かもしれませんが、近年の気候を考えると馬鹿には出来ないと思います。

hasegawa12-1

(最近行った作業。ピーマンの自家採種)

hasegawa12-2

(ズッキーニの自家採種)

challenger

長谷川翔太

長谷川翔太(はせがわしょうた)
はせがわ農園
静岡県 富士宮市

1984年北海道生まれ。無農薬・無施肥リンゴで有名な木村秋則さんの自然栽培に感銘を受け、Hokkaido木村秋則自然栽培農学校で学ぶ。2017年6月、有機農業が盛んな富士宮市で「はせがわ農園」を開く。多品目の野菜に加え、成功例の少ないメロンの自然栽培に挑戦。農法確立はもちろん、味の追求にも力を尽くす。

写真家の眼 長谷川 翔太

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