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2019.08.19

就農3年目 今年の天候と農業への向き合い方

こんにちは。はせがわ農園の長谷川です。

今年の6月で、就農してから2年が経ちました。
目標にしていた事を少しずつ達成してきて、満足感もありますが、やはり今年も現時点で反省が沢山あります。
反省の元にあるのは、上手くいかなかった失敗です。

今年は、例年より梅雨の時期が20日ほど長く、7月の日照時間が例年の約半分、降水量が例年より50mm多かったみたいです。このような天候の影響も多少はあります。
ですが、それ以上に作物と向き合う僕の姿勢の問題が大きかったと思います。

メロンの1棟目の収穫を終え、2棟目の収穫を控える準備をしていた頃も、当然のように毎日夏野菜の収穫に追われ、とても忙しかったです。
その頃から、しなければならない色々な管理(草刈、芽かき、誘引、ハウスの温度管理など)が思うように進まなくなり、気持ちの落ち込みが大きくなってきました。
また、その頃から例年にない激しい雨も多くなり、焦りからやる気もなくなってきました。
1ヶ月前までは元気に動けたのですが、全く疲労が抜けず、頭と身体がだるいまま、ただ毎日こなすだけの日々でした。

僕の性格の問題もあると思いますが、基本的に明るい性格ではなく、内向的な性格で人と会うことをなるべく避ける傾向にあることも原因なのか、僕はだいたいうつ傾向だと自覚しています。
その症状がここ最近は強く感じており、なるべく1ヶ月前の元の状態に戻らなくてはと思ってます。

具体的な対処方法は、最近は朝早く起きず睡眠を多くとったり、必要最低限の仕事(収穫と出荷だけ)を終えてから好きな音楽を聞く時間を多く取ったり、あまり人と会わず自分の思いを優先したり、ストレッチをしたり、好きな本を読んだりしてなるべく人と会わないように心がけています。

これで良くなるか分かりませんが、無理をせず休むのが大事みたいなので、身体と精神を休ませて、元気になったらまた頑張ろうと思います。

hasegawa9-1

(もうすぐ色づくアロイトマト)

challenger

長谷川翔太

長谷川翔太(はせがわしょうた)
はせがわ農園
静岡県 富士宮市

1984年北海道生まれ。無農薬・無施肥リンゴで有名な木村秋則さんの自然栽培に感銘を受け、Hokkaido木村秋則自然栽培農学校で学ぶ。2017年6月、有機農業が盛んな富士宮市で「はせがわ農園」を開く。多品目の野菜に加え、成功例の少ないメロンの自然栽培に挑戦。農法確立はもちろん、味の追求にも力を尽くす。

写真家の眼 長谷川 翔太

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