2016.06.19
新圃場で夏野菜、作物ごとの支柱たてに苦労!
6月に入り、晴天の日々とは一転、厚い雲に覆われムシムシとする梅雨が始まりました。
5月までは雨が降ってほしいと願っていましたが、今は晴れてほしいです。
そうやって、季節の歩みをひしひしと体で感じながら仕事できるのが農業ですが。
なんとかナス、ピーマン、ミニトマト、キュウリの定植作業にとりかかることができました。
3月15日から種をポットで蒔いたナスは、上手く生育できず、枯れてしまったり、
逆にミニトマトは意外と生育がよく、定植するまで大きくなりすぎたりと、失敗の連続でした。
途中、蒔きなおしもしていたので、なんとかこの時期に間に合うようにしましたが、
こればかりは経験値が乏しい自分にとって、大きな勉強になります。
そうです、失敗はつきもの。恐れず前向きに。
全体に自家製ボカシを蒔き、マルチ張り。
作物ごとにマルチの色やサイズを変えました。ナス、ピーマン、キュウリは
アブラムシに効果的と言われるシルバーマルチを使用し、そこに植え付けていきます。
そこまではスムーズでしたが、その後の支柱立てに苦労。
作物ごとに成長のしかたが変わるので、それに合った支柱を立てます。
蔓を伸ばすキュウリは、パイプを設置させてネットを張る作業に時間がかかりました。
ナスは一般的に3本仕立てなので1株ごとに3本の支柱を使う必要がありますが、
コストをなるべく抑えたかったので、かなり悩みました。
結果として、2メートル間隔に支柱を立て、その間にマイカテープを通して、
株を支える方法にしました。上手く支えられるか心配ですが…
こんなことで、頭の中でイメージしていることと、
実際手を動かしてみると大きなギャップを感じることが多かったです。
今後は、誘引や芽かき作業があります。参考本を片手に圃場で勉強。
上手く育ってくれることを願います!
繁昌知洋(はんじょうともひろ)
東京都 青梅市
1990年 東京都生まれ。大学在学中に海洋生命科学部で、河川の生態学を専攻し、川と海と農村をつなげる持続可能な社会作りを意識し、一番身近に感じた農業を志す。東京出身ということもあり、2016年2月より東京・青梅市にて就農。野菜ソムリエの資格を活かし、知られざる江戸東京野菜や珍しい品種の野菜栽培にも意欲を燃やす。同時に、研修時代の仲間とともに地元でのマルシェ開催や青梅野菜のブランド化も構想している。