2016.05.30
稲わらの出番がやってきた!
遅霜の心配がなくなり、気温も26℃以上と夏の陽気な東京青梅市。
夏野菜の到来です。
4月7日にポットに蒔いたカボチャの種、定番エビスカボチャ、
白皮カボチャと、スイーツのように甘い栗カボチャの3種。
「早く植えて!」といわんばかりに大きくなってきたので、定植の準備。
畝間を1.5メートル以上あけて、蔓が伸びて、成長できるようにします。
こんなに広い畝間で問題となることが、雑草。
この時期の雑草はあっという間に伸びてカボチャ自体が
どこにあるのかわからなくなります。
そこで、稲わらが大活躍してくれます。
この稲わら、去年初めて栽培してみたお米から刈り取って、
ずっと保管していて置く場所に困っていたものです。
防草シートやマルチで覆ってしまう手もありましたが、
熱で蔓が火傷したり、巻き付くこともできないので断念。
稲わらマルチなら、巻き付くことができ、保水性や保温性にも優れ、
有機物なので生物の住処にもなり、多様性に富むメリットも大きいと思いました。
また、分解には時間がかかりますが、なんて言っても経済的。なるべく循環できるところは積極的にチャレンジしてみたいと思います。稲わら様様です!
繁昌知洋(はんじょうともひろ)
東京都 青梅市
1990年 東京都生まれ。大学在学中に海洋生命科学部で、河川の生態学を専攻し、川と海と農村をつなげる持続可能な社会作りを意識し、一番身近に感じた農業を志す。東京出身ということもあり、2016年2月より東京・青梅市にて就農。野菜ソムリエの資格を活かし、知られざる江戸東京野菜や珍しい品種の野菜栽培にも意欲を燃やす。同時に、研修時代の仲間とともに地元でのマルシェ開催や青梅野菜のブランド化も構想している。