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2017.12.09

就農場所が決まるまでのこと

もう師走ですねー。
ここでブログを書かせていただくのもあと少しとなりましたが、大事なことを書いていなかったです。
就農を考えている方は気になると思いますので、今回は、僕の就農場所が決まるまでのことをお伝えします。

農業を始める前、僕は愛媛県で会社員をしていましたが、辞めて、高知県で有機野菜について研修しました。
高知での研修後は、出身地である鳥取県西部の米子市の近隣で、土が黒ボクの畑(保水性と排水性の両方を併せ持つ野菜作りに適した土)で就農したいと考えましたが、
研修中の人のご縁で、鳥取県東部の農業法人トゥリーアンドノーフにお世話になり、1年3ヶ月ほど研修しながら働かせていただきました。

その間に、米子市の近隣で独立就農が出来る場所を探しました。
まず、県やいくつかの市町村の役場に問い合わせをしたり、直接話をしたりしましたが、就農するためには、農地の当てがないと難しい事がわかりました。
農地を県や市町村が斡旋することは現実的には難しい(情報が少ないため)ようで、自分で探さなければなりませんでした。
そこで、インターネットで、鳥取県西部にて有機農業を営む森藤力さんを見つけ出して訪ね、森藤さんから、畑の地主さんである長谷川正さんを紹介して頂き、希望する条件(米子市近隣、黒ボク畑)で就農できることになりました。

今、農地の当てがない方は、自分がどういう農業経営を、どういう場所でしたいかをはっきりさせ、そこで実際に農業をしている人などとつながることが必要だと思います。
そこまで行けば、チャンスは有りますので、逃さないようにしてください。
(僕は、大山(だいせん)がいつでも望める畑で就農出来て嬉しいです)

fujihara16-1

(畑から見える、西日本を代表する名峰・大山)

challenger

藤原直樹

藤原直樹(ふじはらなおき)
鳥取県 伯耆町

1973年鳥取県生まれ。愛媛の機械製作会社で10年余り働いた後、高知の山下一穂さんが塾長をつとめていた土佐自然塾で研修し、地元鳥取に戻って「ふじはら農園」を開く。妻と子ども3人の5人家族。

写真家の眼 藤原直樹

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