2017.08.26
奇跡の野菜と呼びたい
皆さま、こんにちは。
暑い夏をどのようにお過ごしでしょうか?
私は、8月中旬現在まで、SHARE THE LOVE for JAPANが出展するオーガニックライフスタイルEXPOに参加させていただいたり、その留守の間に休んだ作業の挽回と、
夏作の収穫・手入れ、秋冬作のために畑で作業したり、親戚で集まったり、学生時代の仲間と久しぶりに会ったり、子供と海水浴に行ったり、地元のテレビ番組のロケを受けたりと、
忙しく過ごしております。
さて、今回は私が思う、ふじはら農園の中での奇跡の野菜を紹介したいと思います。
その野菜とは、、、「パプリカ」です。
なぜ、奇跡か?
パプリカは、花が咲いてからまず緑の実が出来、それが熟して赤や黄色に色づくのですが、
なんと60日もかかるんです。
その間に、路地の畑で灼熱の太陽にさらされ、時に雨に打たれる中、虫に食われたり、傷んでしまったりせずに、ピカピカのままで居続けるって、奇跡です。
(その分ダメになる実がどれほどあるか(涙)。)
状態を良くするには、本当は、整枝して枝を上に吊ってやるといいのですが、手入れもほとんどできていない状況です。今は、パプリカの害虫の天敵誘引に効果のあるソルゴー(緑肥)を畑の周りに生やすことによって害虫を防いでいるくらいです。
なので、ふじはら家では、傷ついたり不細工なものを持ち帰っていろいろな料理にして食べています。これが美味い!贅沢!パプリカ祭りです。
残念ながらその分出荷できていないということですが。
店頭で見かけられた際は、そんな裏話をちょっと思い出していただければと思います。
・熟す前の緑のパプリカと熟した後の赤や黄色のパプリカ
藤原直樹(ふじはらなおき)
鳥取県 伯耆町
1973年鳥取県生まれ。愛媛の機械製作会社で10年余り働いた後、高知の山下一穂さんが塾長をつとめていた土佐自然塾で研修し、地元鳥取に戻って「ふじはら農園」を開く。妻と子ども3人の5人家族。