SHARE THE LOVE

2015.11.30

赤タマネギの定植、思いつき作戦の実施

以前 こちらのブログ でも紹介した
赤タマネギの栽培のその後の経過をご紹介します。

タマネギの苗は肥大部の厚みが「7~8㎜」とか「鉛筆の太さ」まで生育させたものを
畑に植え付けると良いなどとよく言われます。
今回使う赤タマネギ苗の肥大部は「鉛筆の太さ」にはまだなっていませんが
11月に入って、寒くなり夜が早く訪れるようになってきたので定植を行ってしまいました。

image1

数年前のタマネギ栽培の際には、霜柱で苗が浮き上がり、数日間、目を離していたら強い北風によって苗が飛ばされ、かなりのロスを出してしまった事がありました。

北風対策に防虫ネットでトンネルを作ったり、霜対策にモミ殻とビニールマルチを併用したり、近所の農家さん達もイロイロ対策をしているみたいです。

今回、自分の赤タマネギの栽培では
北風対策には、周囲に緑肥用のライ麦を植えて「風よけ」にして、
霜対策として「苗の根にこだわってみる」という<思いつき作戦>を行いました。

というのも、今まで深さが10cm以下の育苗箱で育苗していたので
タマネギの根が深く伸びる事に気づかなかったのですが、
今回、畑で育苗した赤タマネギの苗を掘り起こす際に根を見ると、
外側にも広がりますが、結構深いところまで(20㎝以上)伸びていた事が確認できました。

そして考えました。
「今回の育苗の時の様に深くまで根を定植すれば、霜柱で浮き上がりにくいのでは?」

今まで、タマネギの定植時には
何気なく指で穴をあけてそこに苗を差し込むという方法を行っていましたが
今回は、棒を使っていつもよりも深く穴をあけ、
そこに水につけて根を真っ直ぐに伸ばしてた苗を差し込み定植するといった
一手間を増やした下の画像の様な定植を試してみました。

image2

左写真 赤タマネギの苗の写真…掘りたての根は結構長い
A…過去に行った、指で穴をあけて定植した時のイメージ
B…今回試した、深く根を植え付ける定植のイメージ

今回試してみて、とりあえずわかった事は、
あけた穴に伸ばした根を丁寧に入れ込もうとする定植は少々神経を使い時間がかかり、
疲れるという事で、効率としてはあまりよくないという事ですね (笑)
まあ、以前行った ヘビ瓜の発芽実験 のように、思いつきでいろいろ試してしまうのが自分の性分なので…
結果はどうなる事やら…。

無駄な努力かもしれませんが
とりあえず「挑戦者」なので…日々勉強です

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

千葉治

量よりも質にこだわる農家に
千葉治(ちばおさむ)
埼玉県 新座市

友人のインド料理店に納品するインド野菜を主に生産。量よりも質にこだわる。バックパッカーを経て3年前に就農。1968年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 千葉治

archive

BACK TO TOP