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2015.11.15

ハロウィン?

最近ハロウィンが日本にも浸透し始めたようで…
インド人の友人、サッシーは昨年まで、
「ハロウィン?インド人には関係ないよ~!」と言っていたのですが、
今年は「もうすぐハロウィンだからお店にカボチャを飾りたい!」
などと言い出し始めたので、
(中身をくり抜いて、カボチャの提灯にして飾る事はないと思いますが…)
頼まれていた南インドの品種のカボチャを納品しました。

image1

この写真に写っている南インドのカボチャは、
直径が50~70㎝くらいで、重量は、合わせて約100㎏。
「お化けカボチャ」として有名な「アトランティック・ジャイアント」というカボチャは、
大きいもので1つ100㎏超えのモノもあるらしいので、
それに比べればかなり小さいのですが…。
スーパーで見かけるカボチャよりはかなり大きいと思います。

この南インドのカボチャを栽培する理由は…
「日本のカボチャは南インド料理には甘過ぎるのであまり甘みの強くないカボチャが欲しい」
とサッシーに言われたのがきっかけです。

「料理によっては、甘味が強すぎるのも問題があるのか。」と考えさせられましたが、
そういわれてみれば私も、
「カボチャコロッケも、甘味の強いカボチャで作ったものだとお菓子のようで…
素敵なソースでも合わせない限り、ご飯のおかずにはどうかなぁ~?」
と思ってしまうことがあります。(個人的な食の好みで恐縮です…)

南インド料理のカボチャを、ペースト状にしたカボチャカレーに使うために、
サッシーが甘みの強すぎないカボチャを欲しがる理由も何となく共感出来ましたので、
数年前からこの品種の栽培を始めました。

とは言うものの、収穫後に期間をおいて甘味を増す、追熟(ついじゅく)の工程次第で、
カボチャの甘味の程度はかなり変わるようなので、あまり偉そうな事は語れません…。


<おまけ>
お化けカボチャと、大きさつながり(???)でついでに…
今年初めて栽培した、「ジャンボ唐辛子」をご紹介します。

image2

通常は9月頃迄が収穫時期ですが、植え付けが遅かったため今頃の収穫となりました。
スーパーなどで見かけるシシトウと比べると2〜3倍と、かなりの大きさです。
(上の写真では判り難いですが…大きいものになると全長20㎝超えにもなります。)

あまり辛味が強すぎない唐辛子で、薄いピーマンのような食感です。
ピーマンのようにカットして野菜炒めに入れると
ピリッとした辛みがアクセントになって美味しいですよ。
(辛味の強弱についてはあくまでも個人的感想ですので…あしからず)

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

千葉治

量よりも質にこだわる農家に
千葉治(ちばおさむ)
埼玉県 新座市

友人のインド料理店に納品するインド野菜を主に生産。量よりも質にこだわる。バックパッカーを経て3年前に就農。1968年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 千葉治

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