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2015.10.09

夏の終わりの畑の様相

夏も終わり、暑さも納まり、そろそろ夏野菜の苗木の片づけを考える季節になりました…

7月に入ってから畑の土づくりの一環として、
「菌根菌(きんこんきん)UP♪ リン酸吸収UP♪ 収穫量UP♪」を期待して…
畑の土の肥料とする緑肥用に種を蒔いたヒマワリ。
夏も終わりの9月中旬にようやく咲き始めました。

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なみにリン酸とは植物に必要な栄養素で
葉を育てる窒素、根を育てるカリウムと並び植物の成長に欠かせない三大栄養素の一つに数えられるものです。
主に開花結実に関係し、花肥や実肥とも言われる花や実を育てる栄養素ですが
土壌に吸着保持されやすく、植物には取込まれ難いそうです。

聞きかじり情報で、今回期待した「ヒマワリの効果」を簡単にまとめると
「ヒマワリを植える→土壌に菌根菌が集まる
→菌根菌が畑に住み着き作物のリン酸・窒素の吸収を助ける」
(菌根菌とは、根に共生し植物と養分を供給し合う菌類のことです。菌根菌の詳細について書いてしまうと長くなりますので…興味のある人は、御自分で調べてみて下さいね。)

このように思惑通りに行けば良いのですが、
まあ、ヒマワリの何とも言えない力強い迫力は好きですので、
思惑が外れてもそれはそれで良いのですけれど。

今後の作業で少々気になるのが
枯れて茎が固くなる前に畑に鋤きこまないと、硬くて鋤きこみ難くなるので
採種用のヒマワリを除き、綺麗に咲くヒマワリを切り倒し
鋤きこむ罪悪感に勝てるかどうか…(笑)

さて次は、この夏の失敗…
別々に棚をつくる資材費をケチって、夕顔(ゆうがお)と混植していたトカドヘチマ…。

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夕顔との蔓戦争で劣勢だったトカドヘチマがようやく実をつけ始めました。
ただ•・・遅い! 収穫量が少ない! 大失敗! 
次回は別々に植えつけようと反省…。良い勉強になりました。
来年まで忘れなければ良いのですが…(汗)

来年の栽培のための自家採種用のヘビ瓜も黄色くなってきました。
朱色になったら採種かな?

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自家採種で種代節約♪

今年から移った埼玉の圃場。
まだまだこれから土作り、そして埼玉の冬の寒さ対策を学ばねば…。

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

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千葉治

量よりも質にこだわる農家に
千葉治(ちばおさむ)
埼玉県 新座市

友人のインド料理店に納品するインド野菜を主に生産。量よりも質にこだわる。バックパッカーを経て3年前に就農。1968年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 千葉治

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