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2015.09.20

赤タマネギ栽培、始めました。

夏の暑さも和らぎ、そろそろ冷やし中華も終わろうとしている今日この頃…
いよいよ秋播きの時期になりました。
今年の秋播きは、秋~来春にかけて畑の土作りの為に、
緑肥(畑の肥料にするための作物)をメインに植えつける予定です。

売り物の生産としては、お客さんから注文を受けている「赤タマネギ」が
ここ数年間の主力作物です。
さて、ネットの種苗屋さんで赤タマネギの種子を探すと、
品種が多く、毎回選定に悩んでしまいます。
そのため、基本的な選定基準を設けて、毎年数品種の種子を蒔いて試しています。

今年の選定基準は
「栽培し易さより食味の良い品種」
「出荷時期をずらすため、収穫予定時期が異なる品種にする」
「収穫後に保存しやすい品種も試す」にして
ここ数年栽培している、育てやすさ・食味・貯蔵の良い[ルビールージュ]
赤タマネギの代表品種!と言われ、収穫時期が普通のものより遅くなる晩生種の [東京レッド]。貯蔵性を試すべく今回初挑戦。
美味しい!を売りにしている晩生種の[湘南レッド]。昨年から栽培中ですが、貯蔵性に難あり。
5月中旬の早い出荷を期待して、初挑戦の[レッドグラマー]
という4種類の赤タマネギの種子を購入しました。

CA3D0012

タマネギの栽培に関して、園芸の本などには
「タマネギの苗が鉛筆くらいの太さに育ったら定植する」
などと書かれているものが多いのですが、なかなかそんなに太くならない。
去年は11月中旬まで待ちましたが、
苗が鉛筆の「芯」くらいの太さで我慢できずに定植しちゃいました…。

今年は苗作りの方法を少し変え
去年まで育苗箱やプラグトレーに種蒔きし、その後畑に定植していたのを
「苗の根がよく育ちますように~!」と願いをこめて
種を畑に直接筋蒔きしてみました。
(この方法だと、苗を畑に移植する際に根に負担がかからず、強く育ちやすい作物が多いのです。)

image2

(↑播種後約1週間の赤タマネギ)

種まきから収穫まで9~10か月もの長い期間がかかる赤タマネギ。
初めて新座の畑で迎える冬、土と環境に合って、うまく育ってくれるといいのですが…。
さてどうなる事やら…。

その他の挑戦者

  • 今村直美・細渕有里
  • 大野收一郎
  • 佐藤友明
  • 宮﨑康介
  • STL編集部

challenger

千葉治

量よりも質にこだわる農家に
千葉治(ちばおさむ)
埼玉県 新座市

友人のインド料理店に納品するインド野菜を主に生産。量よりも質にこだわる。バックパッカーを経て3年前に就農。1968年生まれ神奈川県出身。

写真家の眼 千葉治

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