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2016.06.15

今年も田植えの季節です。

新緑の季節が終わり、暑く感じる日々が増えてきました。
田んぼの水温も上がり、我が家はいよいよ田植えの季節です。
今年は両親と長男家族、地域おこし協力隊の方の力も借り、
いよいよスタートです!

昨年同様、苗箱1箱に乾燥籾60gの薄播き苗は順調に育ち、
平均背丈は25cmほどに成長。
昨年よりもいいできに、まずは一安心。

昨年は2反だった田んぼも、今年は新たに2枚の耕作放棄地を開墾し、
3反に増やしました。1枚は30年以上放置された田んぼで、
ススキやチガヤ(イネ科の植物)がはびこった、とてつもない藪のように
なっており、もう1枚は昔ながらの綺麗な石垣を持つ田んぼ。
昔の人たちが一生懸命泥を運び、何度も何度も洪水に見舞われ、
それでも作り続けてきた小さな田んぼを見捨てたくない。
自分が開墾する苦労など、昔の人の苦労に比べれば屁でもない。
そんな気持ちで何度も何度も草を刈り、燃やし、耕し、
代かき(田んぼに水を入れて土を砕いてかきならす作業)し、
なんとか田植えも無事終わり、荒れていた田んぼは田んぼらしい姿に戻りました。
田んぼの神様がどこかで見てくれているのではないかと思い、静かな充実感に浸ります。

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雑草だらけだった耕作放棄の田んぼを復活(すればいいな〜)

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30年以上放置された田んぼに田植え。

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村に一大湿原が現れる。

これからは、毎朝我が子の成長を見守る楽しみが続きます。あ~、やっぱり田植えは楽しい!

2016年の挑戦者のみなさん

challenger

天野圭介

天野圭介(あまのけいすけ)
静岡県 浜松市

1985年神奈川県生まれ。2歳の時に父が脱サラし、静岡県の山奥でペンション経営を開始。そこでの自然と一体となった暮らしを原点に、アフリカ諸国を旅した後、オーストラリアでパーマカルチャーを学ぶ。帰国後、2014年、郷里に近い浜松市にて就農、農園『ONE TREE』を始める。米や大豆をメインに栽培。2015年には、世代を超えた有機農家の連携を図るために「ラブファーマーズカンファレンス」も開催した。

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