SHARE THE LOVE

2016.10.15

お米の脱穀

今年の秋は、とにかく雨、雨、雨。
聞くところによると、例年の日照時間の約4割ほどだとか。
とにかく雨の日が多く、お米を刈るのも一苦労でした。
刈り取りの後もなかなかお米が乾かず、終いには猪が田んぼに入り、


まだ少し乾燥が甘いですが、脱穀を開始。

amano13-2

乾燥した稲。少し猪に食べられてしまいました。

amano13-3

脱穀中。

amano13-1

脱穀したての籾


今年は籾の入りが少ないという人もいましたが、昨年同様くらいの収穫はありそうな様子。
何にしろ、この袋一杯の籾を持つと、何とも幸せな気持ちになります。
大地からの溢れんばかりのご褒美。4月に種を播き、6月に田植えをしてから
毎日水を入れ、たくさん除草をして、9月に稲刈りして、ようやく迎えたこの脱穀。
本当の豊かさとは、大地とつながるこの感覚のことだと思います

さつまいも、栗、かぼちゃ、里芋、落花生、枝豆、小豆、雑穀、生姜、キクイモ、
ヤーコン、唐辛子。
秋の村祭りも終え、これから冬に向けてたっぷりと食べ物をため込み、
静かな季節を過ごします。今日も一日、感謝感謝。

2016年の挑戦者のみなさん

challenger

天野圭介

天野圭介(あまのけいすけ)
静岡県 浜松市

1985年神奈川県生まれ。2歳の時に父が脱サラし、静岡県の山奥でペンション経営を開始。そこでの自然と一体となった暮らしを原点に、アフリカ諸国を旅した後、オーストラリアでパーマカルチャーを学ぶ。帰国後、2014年、郷里に近い浜松市にて就農、農園『ONE TREE』を始める。米や大豆をメインに栽培。2015年には、世代を超えた有機農家の連携を図るために「ラブファーマーズカンファレンス」も開催した。

天野さんの他の記事を読む

写真家の眼 天野圭

archive

天野圭介 フォレストガーデンへの道

BACK TO TOP