2016.09.30
今年も稲刈りの季節です
今年もこの季節がやってきました。
金色に輝く田んぼを見ると、自然への感謝の気持ちが溢れてきます。
今年の稲刈りは、何といっても雨、雨、雨。
9月に入ってからとにかく雨の連続で、なかなか田んぼが乾きません。
耕作放棄地であった2枚の田んぼは、十数年も草刈りし続けていたために、
とても栄養分豊富で、稲の葉の色は真っ青、茎の数も他の2倍、背丈も1.5倍。
その為に倒伏してしまい、雨が降って地面に穂がついている部分は発芽し始めてしまいました。
それでも雨だから中々稲刈りできない…
そんな天候の中、合間を縫っては妻や父、仲間と一緒に稲刈りしました。
(親子ではざかけ中)
この地域では、昔ながらの天日乾燥である「稲架かけ(はざかけ)」をする人がほとんど。
この風景はなんともいいものです。
一人ひとりの生活の中での営みが、村全体の風景を描いていきます。
今年の雨の様子では、乾燥するのも時間がかかると思うので、
ひょっとすると1カ月は干したままになるかもしれません。
その間、この風景を楽しみたいと思います。
今年も無事稲刈り完了!!
あの新米の味、炊けたごはんの香りを早く味わいたくてたまりません。
なんとも贅沢な暮らしです。
天野圭介(あまのけいすけ)
静岡県 浜松市
1985年神奈川県生まれ。2歳の時に父が脱サラし、静岡県の山奥でペンション経営を開始。そこでの自然と一体となった暮らしを原点に、アフリカ諸国を旅した後、オーストラリアでパーマカルチャーを学ぶ。帰国後、2014年、郷里に近い浜松市にて就農、農園『ONE TREE』を始める。米や大豆をメインに栽培。2015年には、世代を超えた有機農家の連携を図るために「ラブファーマーズカンファレンス」も開催した。