2016.09.18
Love Farmers Conference 2016 大盛況!!
9/2~4の2泊3日間、静岡県浜松市春野町の春野山の村で、Love Farmers Conference 2016を開催しました!小さな農的暮らしをテーマに、昨年よりさらに多くの人たちが集まり、交流し、つながりあう、素晴らしいカンファレンスとなりました。
9/2は、地球の庭師・矢野智徳さんの「大地の再生講座」(大地に空気と水を送り込み、傷んだ大地を再生する手法を紹介)と、歌手・加藤登紀子さんのトークでスタート!笑い声や子どもたちのはしゃぐ声の中、みんな真剣な表情で話に聞き入りました。
夕食交流会は、出店者の人たちによるオーガニック料理の持ち寄りスタイルで実施。夜は地元春野町のバンド・ジリリタのオープニングライブと、オーストラリアの民族楽器ディジュリドゥの演奏者・GoRoさんのライブで大いに盛り上がりました!
9/3・4は朝ヨガと散策会から始まり、人と自然の調和した暮らしと社会に必要な、様々な知恵を学ぶ講座とワークショップを開催。食べられる森のような庭造り「Forest Garden」のお話や、つぶつぶ雑穀料理の体感会、自然農法のお話し、季節ごとの体調管理に役立つハーブティーのブレンドが学べる魔法茶会、身の回りの化学物質の危険性を学ぶミジンコ講座、親子で遊べる竹の遊具づくりや、森の木の実などを使ったアクセサリー作りなどなど。本当に魅力的な講師陣による素晴らしい知恵の共有が行われました。
夜は岐阜の農家バンド・かむあそうトライブスによるピースフルな演奏で、みんなの心が一つに。その後はたき火を囲んで夜までおしゃべり…たくさんの流れ星を見ながらの話しは尽きません。子供たちも親が目を離しても勝手に遊んで、勝手に友達になって。会場全体がひとつの家族のようでした。
今回のカンファレンスで一番強く感じたこと。それは、子連れの家族や若い世代の関心がとても強かったことです。これは、消費拡大や経済成長一辺倒の現代に対する不安の高まりと、より自然に人間らしく、健やかに、平和に暮らしていきたいと望む人が確実に増えていることの表れだと思います。そしてこのLove Farmers Conferenceが、そのような人たちにより望ましい暮らしや社会のあり方を示していける、道しるべのような役割を果たしていければと改めて感じました。
来年も9/1・2・3で開催予定です。確実に始まっている自然回帰、農村回帰の波にみんなで乗っていきましょう!
天野圭介(あまのけいすけ)
静岡県 浜松市
1985年神奈川県生まれ。2歳の時に父が脱サラし、静岡県の山奥でペンション経営を開始。そこでの自然と一体となった暮らしを原点に、アフリカ諸国を旅した後、オーストラリアでパーマカルチャーを学ぶ。帰国後、2014年、郷里に近い浜松市にて就農、農園『ONE TREE』を始める。米や大豆をメインに栽培。2015年には、世代を超えた有機農家の連携を図るために「ラブファーマーズカンファレンス」も開催した。