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2016.12.12

テロワール

テロワール。
ワイン作りに用いられるブドウが育つための場所、気候、土壌といった
自然環境の特徴を表す言葉。語源はフランス語だそうです。
先日、僕の好きな酒屋さんのご主人からこの言葉を教えていただきました。
(その後、ワインを買ったのは言うまでもありません)

ブドウは、標高や日照、風の流れ、気温(年平均で10~16度が良い)
、土壌の質(水はけがよく痩せていて、ミネラルが豊富な土壌が良い)など、
多くの作物の中でも自然環境の影響を特に受けやすい作物らしく、
その土地ならではの味わいがでてくるのだそうです。
ワインの深い味わいはここから始まっているのですね。

ワインのブドウと似ているのが日本の米で、たしかに米も作っている産地によって
味が違います。なるほど。となると野菜もそういうことになりますよね。

その土地ならではの自然環境を活かした野菜づくり。それにはもっともっと経験を積まねば。地道にコツコツがんばっていきたいと思います。
来年は米も作りたいなあ。

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ミニキャベツできました!テロワール出てるかなあ。

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(これもテロワール!?先日、徳島の神山町で4日間だけ開校された「あわ文化学校」に参加してきました。徳島ならではの文化体験ができます。今回は、阿波藍の藍染、楮の黒皮はぎ[阿波和紙の原料]、はんごろし[あん入りのおもち]づくりなど。祖谷[徳島県東祖谷山]のそば美味しかった~。)

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(小さな石をウールで覆ったものを藍染します。この作業、ちょっと手間がかかるのですが、その手間を通して阿波藍のことを知っていただくという企画。早い人は10分、長い人は5時間かけて作ったのだそう。性格がでますね。)

2016年の挑戦者のみなさん

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阿部正臣

阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町

1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。

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