2016.11.10
秋の盆踊りフェスティバル
10月8日、9日と「盆踊りフェスティバル2016」に参加してきました。
開催地は秋田県羽後(うご)町。
羽後町の名物は、西馬音内(にしもない)そば(美味!日本酒とよく合います)、
藍(ここでも藍染に出会いました)、端縫い(はぬい)、
そして「西馬音内盆踊り」。
約700年という古い歴史をもつ西馬音内盆踊り。
日本三大盆踊りの一つです。
(あとの二つは岐阜の郡上[ぐじょう]踊りと徳島の阿波踊り)
豊年祈願や盆供養のためにはじめられたという伝統行事で、
国指定重要無形民俗文化財となっています。
藍染浴衣、端縫い衣装、そりが入った編み笠、彦三(ひこさ)頭巾をまとい、
手先を伸ばし、指を反り返らせて優雅に踊ります。
野性的なお囃子と合わさって幻想的な雰囲気があります。
8日、西馬音内盆踊り会館にて前夜祭が開催されました。
西馬音内盆踊りのお囃子「きたが さっさー ふー」という独特の掛け声。
一回聞くと耳からしばらく離れません。
9日は、羽後町総合体育館にてフェスティバル本番。
西馬音内盆踊り、阿波踊り、郡上踊り、おわら風の盆(富山県八尾[やつお]の盆踊り)
が出演し、それぞれの踊りを披露。大変見ごたえのあるイベントでした。
阿波踊りも本来は「阿波の盆踊り」。
盆踊りは、お盆に戻ってきた先祖の霊を迎えて供養するという意味があります。
そのことを胸に、これからも踊道精進してまいりたいと思います。
(イベント後の交流会にて、それぞれの踊りを体験。が、はっきりいって難しい!一つ一つの動作に意味があり、頭では理解できるのですがその通りに手足が動かない…けどすごく面白かった。いい経験をさせていただきました。
西馬音内盆踊保存会のみなさま、羽後町のみなさま、関係者のみなさまには大変お世話になりました。ありがとうございました。)
阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町
1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。