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2016.09.29

秋冬に向けて

少し涼しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしですか?
徳島は夏の風物詩である阿波踊りが終わったので、もう秋です。

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(少し前に収穫が終わった赤オクラ。今はスズメバチや、蛾の一種 ヨトウガの幼虫 ヨトウムシ
の食堂になっています。秋冬野菜にバトンタッチです。)

8月末あたりからは秋冬野菜を順次仕込んでいかなければならないのですが、
秋雨前線による雨が続いていて、なかなか耕耘や畝たての作業ができません。
秋冬野菜の作付けはタイミングが重要。
「白菜の作付けは3日遅れると結球せん」と地元の方も言うほどです。
ですので、そのタイミングを逃さないよう畑を整えておかなければならないのですが、
雨が多いこの上勝町旭地区ではそれが難しいところです。

今年も秋冬野菜は、昨年と同じ場所で、うちが借りている中で
2番目に大きい畑(約8畝(1畝10㎡))で作付けすることにしました。
ちょっと離れているのが玉にキズですが、そこは山裾ではないので
日照時間も確保でき、獣害ネットを張らなくてもいいので、作りやすい場所です。
ただ、そこの畝たてを雨が降る前までに一気に終わらせなければならないのが大変。
今回も途中ちょっと挫けそうになりましたが、なんとか終わらせることができました。
きつかったー。

そして苦あれば楽あり。終わったあとのビールは格別にうまい!
来年はこの作業後のビールを一緒に飲んでいただける方を募集したいと思います。

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(施肥、耕耘が終わった段階。予報では2日後に雨。それまでに終わらせなければ! )

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(割り付け(畝幅間隔に目印をつける作業)、畝たて、レーキがけ(成形)、マルチ張り、その後、水はけをよくするための溝をきって完了。最終日は雨の中での作業。阿波踊りより疲れました。)

2016年の挑戦者のみなさん

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阿部正臣

阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町

1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。

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