2016.08.26
藍染法被(はっぴ)完成!
今このブログを書いているのが8月15日。阿波踊り最終日です。
昼は畑で農作業、夜は街で阿波踊り。
寝不足、筋肉痛で身体は悲鳴を上げていますが、気は充実しています。
本日は舞台公演もあり、忙しくなりますが気合いを入れて乗り切りたいと思います。
(阿波踊りのことは次号で!)
しかし雨が降らない。
前回7月下旬に雨が降ってからもう20日ほどになります。
例年ならこの時期は、午前中は太陽が照りつけるのですが、
午後から夕方にかけて夕立があるというのがセオリー。
こんなに雨が降らないのは珍しいことなのですが、自然とはそういうものです。
そしてそれに対して柔軟に対応していかなければならないのが農業です。
ということで、こんなときの対応策…最後の手段“雨乞い”!
…えっそれじゃダメ!?
(雨を待つナス畑。こんなときの対応策は、畝間湛水(畝間に水を流し込む)です)
ところで、今までさんざん引っ張ってきた藍染ネタですが、ご報告させていただきます。
ジャーン!!「本藍染白鷺絵図阿波踊法被」ついに完成です!
徳島県の鳥「白鷺(しらさぎ)」をモチーフにした、
私の所属する娯茶平(ごぢゃへい)の連長法被。
「藍染嵐絞り」という藍染技法により、(第6回ブログ参照)白鷺の羽を表現しています。
“世界に羽ばたく阿波踊り”という願いを込めました。
また今年、娯茶平は結成70周年。
法被全体に70羽の白鷺を描いています。
今回の法被づくり、構想から始まって1年。
大変な作業でしたが、本当に良い経験をさせていただきました。
この機会を与えていただいた、娯茶平・岡秀昭連長、
制作にご協力いただいた京町絵師・冬奇氏、四国大学・有内則子先生、
青木悦子氏他、支えていただいた関係者の方へ、心より感謝申し上げます。
阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町
1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。