2016.06.14
つゆいり
そろそろ梅雨の足音が聞こえてきつつある今日この頃・・・
という書き出しにしようと思った矢先、気象庁による九州・四国梅雨入り宣言。
「また今年もこの時期がやってきたか。」
ここ上勝町旭地区は、なんせ雨の日、雨量が多く、台風が来た時の総雨量も200mm、300mmは常に降ります。
晴天が続いた後の雨は恵みの雨となり、作業も順調に進むのですが、逆に雨が続くと、畑の耕耘ができない、作業効率が悪くなるなど、作業が滞りがちになります。
ですので、この梅雨時期の合間の晴れの日は、ここぞとばかりに畑へ出てフルスロットルで作業となり、溜まった作業に優先順位をつけてこなしていくという肉体的にも精神的にも疲れることとなります。要領よくやればそれほど疲れないのかもしれないのですが・・・
さて、その梅雨前に終わらせておきたかったのが、昨年秋から仕込んだニンニク、タマネギと、春ジャガイモの収穫。この春は気温の高い日が多く、まさしく初夏といった感じでしたが、暑さに負けず元気に育ってくれました。特にタマネギは植え付けに手間がかかったので喜びもひとしおです。
ニンニク、タマネギはなんとか収穫を終えたのですが、ジャガイモまでは手が回らず、天気をうかがいながら収穫しなければならなくなりました。
ということになったので、梅雨前線さん、お手柔らかにお願いします!
ニンニクは去年収穫したものを種イモに使ったのですが、粒が大きく良いものができました。よかった!
赤タマネギを天日乾燥中。このまま葉っぱが枯れあがるまで干しておきたいところですが、この辺りはサルが出るので、このあとすぐ回収してハウスなどの建物の中に吊るします。
阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町
1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。