2016.05.25
やまびらき
徳島県のほぼ中央に位置する高丸山(たかまるやま)。
上勝町の奥地、八重地(やえじ)地区に登山口があります。標高1438m、中腹がブナ林に覆われている大変貴重な群落がある山です。
その高丸山は、5月5日が山開き。山の恵みに感謝し、地域を盛り上げるため、大祭が開催されます。僕も毎年参加させていただいてますが、自然を存分に感じることができる大好きなお祭りです。
(地元の若い衆によってお神輿が担がれます。「チョーサヤー」という掛け声とともに、今年も練りに練りました。肩が痛い!)
さて、現在の農作業はというと、耕耘、畝たて、播種、定植のオンパレードです。
オクラ、インゲン豆などの播種、トマト、ナス、ピーマン、キュウリなどの定植、ショウガ、サツマイモ、サトイモなどの植え付けなどなど。
そしてそれに間に合わせるように耕耘、畝たてをしなければならないのですが、当然、天候に左右されます。なので、そんなときは、山の神様に「雨降らせるのをもうちょっと待ってくださいー!」と祈りながら作業してます。
日ごろから“山への感謝の心を忘れずに”が大切ですね。
(4月に播種した藍の苗も定植しました。定植した後は“雨”がベストです)
阿部正臣(あべまさおみ)
徳島県 上勝町
1975年 徳島県生まれ。藍染を始めるために徳島県上勝町に移住。藍染業の傍ら育てた野菜が、農業関連のコンテストで食味、栄養価が評価され表彰される。それから、有機農業の研修を経て、2014年に就農。味わいだけでなく、健康に寄与するような機能性に富んだ野菜の栽培を心がけている。同時に、藍染ももう一つの生業として継続。阿波踊りや空手など、古くから親しまれてきた伝統文化の継承にも意欲を燃やす。