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2020.07.31

鮮烈な訪問者!自然と共生する難しさとやりがい。

皆さんこんにちわ!強烈な梅雨も終わりが見えてきて、いよいよ夏突入となっていきます!長雨で動けなかった分、一気に作業をこなす日々になっていくと思いますが、平年より暑い夏とのこと、体調に気をつけていきましょう!さて今回は、梅雨が終わり、一気に活動し始めたのは、農家だけじゃなく、最恐のあいつも…という話。

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(イノシシ被害)

これは、犯行現場の一部です。はい、イノシシですね。8月下旬に収穫予定のおおまさり(大粒茹で落花生)がやられました。どうやら今年の初物の味見にきたようです (まだショ糖の濃度も低いだろうから美味しくなかっただろうに)。あんばい農園は、落花生専業の農園ですので、いつかは来るかと思っていましたが、わずか2年目で出会ってしまうとは…。農薬の飛散対策で、周辺に農家がいない環境を選んだデメリットの部分がでてしまいましたね。まぁ、彼らが住んでるテリトリーに、新参でやってきたのは私なので、仕方がないですね。これも自然環境の一部ですから、あんばい農園らしく良いあんばいの解決を目指します。そこでやったのが、科学の知恵「電気柵」です(普通ですみません)。

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(電気柵の設置)

今年は、5反に電気柵を張り巡らせました。まず下草をキレイにとり、雑草対策で防草シートを外周に貼ります。次に電線を固定するための金属クリップを付けたポールを地面に打ち込みます。その後、クリップで電線とポールを固定します。そして最後の難関、全長1mほどのアース3本を30cm掘った地点から打ち込みますが、そのための地面掘りが大変で、もう汗だくで筋肉パンパンです(笑)
さぁ仕上げは、ソーラーパネル型電源バッテリーの設置と接続です。真南に向けてパネルを設置してコードをつないだら完成!実際に触って確認(マネしないで)してみると、半身を貫く雷撃(約7000V)!これはイノシシも逃げ出しますね!

今回は少しhow to的な話になってしまいましたが、今回の出来事で学んだのは、農家にとっての天敵であるイノシシも、我々と同じ自然の一部だということです。イノシシも私もただ生きるために行動しているだけ。だからこそ恨むのではなく、人が自然への理解を深めることで、互いに良いあんばいな生き方を見つけられるのだと思います。今年は獣害が増える年になりそうですので、皆様も良い対策を!
それでは、今日も「 ひとに、環境に、良いあんばい 」!


あんばい農園
Facebook : @anbainouen
Instagram : anbai_nouen

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梅津裕一

梅津裕一(うめづゆういち)
あんばい農園
千葉県 千葉市

1988年神奈川県生まれ。理科教員として地学・環境学を指導するも大病で教壇を離れる。療養中に農業と出会い、人を癒し、活力をもたらす自然の力に魅了され就農を決意。「ひとに、環境に、良いあんばい」をモットーに2019年4月「あんばい農園」を設立し、落花生の生産を開始。元教員の経歴を活かし、作物の成長過程や自然環境を畑で学べる「体験学習型農園」の確立も目指す。

写真家の眼 梅津裕一

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