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2019.07.01

農業をしていて一番嬉しくて楽しいこと

今回とても長文になってしまったのですが、書いていて私が農業をする上で軸となっている部分だと感じたので、読んでもらえると嬉しいです。

今年から、縁をいただいて週に何回かの頻度で地域の農業法人に勉強に行かせていただいており、先日はそこでトラクターの整備を教えていただきました。
今年の目標の一つに、「機械の整備を覚える(長く丁寧に扱うことで経費の削減に繋げたい)」ということを掲げていた私としては、こうして親身になって教えていただけることが本当に有難かったです。

研修先での出来事は、今回に限らず、毎回が私にとってとても貴重な時間となっているので、また別にどこかで書かせていただけたらと思っています。
今日は少し別の話です。

研修で教えてもらった後、帰って自分のトラクターの整備をしながら、「私、こういうことがしたかったんだよなぁ。」と、嬉しくなりました。

私がしたかったことというのは、例えば点検する場所がわかるようになって、自分で整備できるようになることだったり、例えば水管理を覚えて、生育の違いを実感することだったり、例えばスケッチをして、植物の生長の仕方がわかるようになることだったりで、それが嬉しいと感じる理由は、実は全て同じです。

「できることや知っていることが一つ一つ増えて、見える世界が変わっていくこと」が、私が農業をやっていて、一番嬉しくて、楽しいと感じていることです。

物事の理解が深まった時に、今までと見る視点がくるりと変わる、あの感覚を得られる瞬間が、とても好きです。そんな出来事が沢山あるのが、農業という仕事だと思います。

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(順調に「分げつ」している稲。毎日田んぼを見る環境にいても、農業を始める前は「分げつ」という言葉も、そんな生長の仕方をしていることも知りませんでした)

「百の仕事が出来るから百姓」とはよく言ったもので、祖父も含めて、農家さんって本当になんでもできる人ばかりです。屋根だって張るし穴だって掘るし、時には機械だって作ってしまったりして、なんだって自分達でやります。実際に、農業をする為にはできるようにならなければいけないことが沢山あります。でもそれを一つ一つ覚えていける環境に身を置けていることが、私にはとても嬉しいことで、だから私は一生の仕事として選ぶなら、農業がいいと思っています。
そんな何でも出来ちゃう農家さん達は、本当に皆かっこよくて、私にとって憧れです。

「農家はなんでもできるようにならんとあかんよ、まゆみちゃん」
農業大学校(AIC)に行っていた時の恩師が、そんな言葉を掛けてくれたことがありました。
その方もなんでも出来ちゃう素敵な農家さんでした。

早く、なんでもできるようになりたいな~。まだまだ、時間はかかりそう。

challenger

田中真由美

田中真由美(たなかまゆみ)
くさおか農園
滋賀県 長浜市

1994年滋賀県生まれ。40年前から、化学肥料不使用で「人に喜ばれる米作り」を行なっている祖父の姿に憧れ、2017年に兼業農家として就農。土地を守りながら地域の中に「当たり前に存在し続ける農家」を目指し、2019年からは専業農家として、祖父に米作りを学びながら、豊かな水を活用した作物栽培にも挑戦する。

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