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2018.05.18

みつばちと果樹

春、果樹は結実の季節です。結実の仕方には大きく分けて、「自らの花粉で結実できるタイプ(自家結実性といいます)」と、「自分で結実できなく他の品種の花粉を必要とするタイプ(自家不結実性といいます)」があります。

具体的な樹種・品種でいうと、桃はほとんどが自分の花粉で結実できます。福島県の代表的な品種であり、我が家でも桃の大黒柱の「あかつき」も自家結実性があります。ただ、例えば桃でも「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」などは花粉を持たなく、自家結実できません。

また、和梨やりんごも自家結実できません(りんごは一部自家結実できる品種もあります)。自家結実できないものは、人工受粉や、花粉の媒介となる訪花昆虫によって結実させなければなりません。その訪花昆虫の代表格が「みつばち」です。

ここで視点を変えて、みつばちから花を見た場合を考えてみます。
みつばちにも好みの花があります。りんごと梨との比較で言えば、りんごの花が大好きなのです。一方、梨はあまりお気に召さないようです…。

このように、特にりんごを栽培する農家にとって、みつばちは相思相愛のパートナーなのです。みつばちが生息し続けられる環境を大事にしていかなければなりません。

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(りんご「花粉つけていってね!」)

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(みつばち「採蜜中!邪魔しないでよ!!」)

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佐藤辰彦

佐藤辰彦(さとうたつひこ)
福島県 福島市

1976年福島県生まれ。大学、大学院と経済学を学び、首都圏で会社員として働く。東日本大震災後、困難な状況にあった福島にたびたび帰省する中で、実家の「佐藤果樹園」を継ぐことを決意。アグリイノベーション大学校で有機農業と養蜂を学んだ後、2017年にUターンした。

写真家の眼 佐藤 辰彦

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