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2018.04.26

春の訪れ

果樹農家の一番忙しい時期はいつだと思いますか?
もしかしたら収穫時期が一番忙しいと思う方もいるかもしれませんね。
経営規模や樹種構成(果樹の品目の構成)によって若干の違いはあるのですが、
晩冬から春にかけてはかなり忙しい時期です。収穫時期より忙しいかもしれません。

ではこの時期に何を行っているのでしょうか?
冬は、我が家では必要な枝と不要な枝を見極める剪定や、
果樹棚の針金に枝を結び付ける梨の誘引、
実る果実の質をよくするために蕾を間引く桃の摘蕾(てきらい)を行う時期です。

これらの作業を、春の訪れである開花までに終わらせなければなりません。
特に今年は気温が高く、昨年比で1週間、花の進みが早いです。
つまり、作業を終えなければならない期間が1週間短いのです。
そのため周辺地域の果樹農家はどこも大変。早朝から日が暮れるまで作業です。
体調が悪い日も疲れが溜まっている日もあります。
しかし休めないのです。果樹は待ってくれません。
働いたら働いた分、さぼったらさぼった分、自分に返ってくるのがこの職業。
ある程度の人数のいる組織で働いている場合と比較し、楽しさや魅力もあるのですが、
同時につらさやキツさもありますね。

つらい時キツい時に何でモチベーションを上げるのか?
私は、収穫時の喜びとお客さまの声を思い出すと、自然とモチベーションが上がりますね!

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(春の梨の様子)

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(春の桃の様子)

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佐藤辰彦

佐藤辰彦(さとうたつひこ)
福島県 福島市

1976年福島県生まれ。大学、大学院と経済学を学び、首都圏で会社員として働く。東日本大震災後、困難な状況にあった福島にたびたび帰省する中で、実家の「佐藤果樹園」を継ぐことを決意。アグリイノベーション大学校で有機農業と養蜂を学んだ後、2017年にUターンした。

写真家の眼 佐藤 辰彦

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