SHARE THE LOVE

2018.09.10

突き進む私と、それを止める妻

前回のブログでは雨不足が悩ましい様子をお伝えしましたが、その後の、これまた異常に多い台風の発生で、待ち焦がれていた雨が続いてくれました。こちらの地域では、今回はそれほど強い雨風にはならず、シトシトと畑を濡らしてくれました。

雨を待って作業のタイミングを逃し続けていたのが、野菜の有機農家ではおなじみの太陽熱養生処理(太陽熱を利用して土壌を改善、病原菌や雑草を抑制する方法)。秋作の人参、9月蒔きの葉物類の畑に行う予定で、人参には養生期間が足りなくなってしまいましたが、少しでも除草作業の手間を減らすべく、台風16号通過後(8月21日頃)一気に作業しました。

気温が30℃を超えるような晴れの日であれば、マルチ内は50℃くらいにまでなりますが、積算温度300℃で土壌団粒化、600℃で病原菌の殺菌、900℃で雑草種子を撲滅することが出来ます。時期をずらして秋作の播種をしていくので、後半の方では雑草撲滅効果が期待出来るかもしれません。

耕耘した畑に、トラクターにマルチャーを取り付けて畝立てしながら透明マルチを張っていくのですが、この作業で一番神経を使うのが畝をまっすぐに立てることです。
畝が少しでも曲がるとすぐマルチの裾が外れてしまってうまく張れなくなってしまうのですが、それに気を取られて後ろを向いていると畝が曲がるというジレンマです。
そのため、一人でのマルチ張り作業効率化のため導入したマルチャーですが、今は後ろにうちの妻に立ってもらい、マルチの裾が外れると「ストップゥゥ!!」と叫んでもらうようにして、自分はまっすぐ進むことに集中することでマルチ張りがスムーズにいくようになりました。

普段の暮らしでも、周りが見えなくなりがちで集中して突き進む自分を、妻は「ストップゥゥ!!」と立ち止まらせてくれます。客観的に見てくれる存在は大事ですね、感謝です。

大島雄さん1

(透明マルチ設置作業。まっすぐ進むよう神経を使います)

challenger

大島雄

大島雄(おおしまゆう)
愛媛県 宇和島市

1981年東京都生まれ。大学卒業後、住宅設備メーカーに就職。松山に配属され9年間営業職として働く。その間に愛媛育ちの千春さんと結婚。退職後、故山下一穂さんが主宰する土佐自然塾で学んだ後、2014年、千春さんの故郷近くの宇和島市で「オオシマ農園」を開く。

写真家の眼 大島 雄

過去の記事を読む

BACK TO TOP