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2019.07.25

56年越しのカイゼン

「農作物の話はまだか…」と、読者の方はそろそろしびれを切らす頃でしょうか。
ごめんなさい、まだです(笑)
なぜなら、己の身一つで参入する新規就農者の方とは異なる、家業を持つ1人のこせがれとしての私の「農」への向き合い方をお伝えしたいからです。

無意識でつい「生産者=農家」と同じカテゴリにしてしまいがちですが、十人十色の背景を持つ「生産者」はものすごく多様性に富んだ奥深い言葉だと考えています。

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(事業継承によって、これだけの仕事が私に降りかかってきます)

祖父から56年越しの事業承継をする私は、家業の根本的なリニューアルを考えています。
うちが、良くも悪くも「昔ながら」が色濃く残った農家だからです。
現状の全ての仕事を1人で引き継ぐのは、上表を見る限り厳しそうですが、工夫次第では対応できると考えています。

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(ヒト・モノ・ワーク)

この表は、事業継承にあたり、今後改善すべき点を整理したものです。
例えば、うちの畑は少しでも耕作面積を増やそうとしたため、動線となる通路がほとんどありません。これから先50年畑に立つ意思のある自分にとって、ある意味そこは絶望的な環境です。
どの現場にも軽トラが横付けでき、物を持って運ぶ距離は15m以内(片道10秒程度)が理想です。畝の長さをある程度同じにできれば、使用する資材の規格も統一することができます。
畑は小さく点在していますが、逆にそれを利用して、小回りの利く躍動的な営農スタイルができたらいいなと考えています。

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(農業用ビニール。これも長さがバラバラで使い勝手の悪い点など今後改善していきます)

今回もお読みいただきありがとうございました!
次回は8月中旬公開予定です!

challenger

大平成晴

大平成晴(おおひらまさはる)
大平農園 / おーべーファーム
神奈川県 鎌倉市

1992年神奈川県生まれ。約40年前、消費者の要望を受けた祖父母が有機農業を開始し、CSAの先駆けとなった。以後、会員制の野菜販売を継続している。生産側・消費側 双方の高齢化により「世代交代」も課題に。「町の中の畑」が地域の財産となるような都市農業の可能性を追求し、存在意義を示したいと意気込む。

写真家の眼 大平 成晴

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